やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
うん、「釣りに見せかけたタイトル」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレタイを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「お、こいつブログでぶっこんでくるのか!?」みたいなものを期待してくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
そう思って、このブログを書いたんだ。
じゃあ、本題に入ろうか。
こんな人いません?
今日、同僚のYくんとラーメンを食べながらこんな会話をしてたんだ。
隣の部のAくん、休日にボランティアしてるらしいですよ
彼、めっちゃ働く子だよね?こないだも遅くまで残業してたし…
その前は、地元のイベントでよさこいも踊ってたらしいですよ?
どんだけタフやねん…若いってええな
また、別の友人ともこんな会話をしてたんだ。
最近、Bさんに連絡が取れないんだよねー…
マジで?先週、一緒に仕事したよ?
再来週のイベントの件で、LINE送ってるんだけど全然返信なくてさー
あれ?来週海外に行くって言ってたよ…?早めに連絡とらないとヤバくない?
ボクは彼らを「マグロ」と名付けた
このようなタイプの「なんか忙しそうにしてる、ってか休んでんのホントに?」みたいな人って、皆さんの周りにも探せば一人くらいはいると思う。
じっとしていられない性分なのか、予定が空白になっていることを恐れているのか、まるで回遊魚の「マグロ」のように常に何かをしている人のことを、ボクは「マグロ」と勝手に名付けた。
いつもマグロタイプの人間を見ていて思うのは「疲れないの?」の一点だ。
ある意味、頼んだら何でもやってくれるし、悪い言い方をすると「頭数に入れやすい」タイプの人なんだけど、心優しいボクは「ちゃんと休めてんのかなぁ?」とか「実は奥さんと仲が悪くて、家にいたくないのかなぁ?」なんて、下世話な妄想ばっかりしてしまう。
本人たちに聞いてみても「楽しいから全然大丈夫!」とか「好きなことやってるだけだから苦じゃないよ!」なんて、こっちの心配をよそに強烈にポジティブなレスポンスを返してくるもんだから、「なんか変なクスリやってんのか?」とか「これが新興宗教か…」とか、はたから見るとこっちの人格を疑われかねない邪推に磨きがかかってしまう。
彼らの活力はどこから出てくるのか?
最初は「承認欲求」を満たすためにやっているのかなぁ、とも思ったんですがどうやら違うらしい。
好きでやっていることは本当に好きでやっていて、その時間を過ごせることにたまらない快感を得られているんだと思う。
確かに好きなことをやって過ごしている時間って、あっという間に過ぎていくしその分チャージされるような感覚になる。そのチャージされた感覚を、また別の「好きなことをできる機会」に注ぎ込んでさらにチャージされるという素晴らしい永久機関を自ら構築できているっぽい。
「なんだよ、その永久機関の作り方教えてくれよ…ズリぃよ一人占めなんて…」
って思う気持ちもありながら、
「いや、やっぱ12時間くらい寝かせてもらえませんか…?」って気持ちもある。
でも、「オニカサゴ人間」でも良いと思うの
「マグロ」のようにずっと動き回れる人がいると、ジッとしていることが好きな人もいると思う。
なんだか申し訳ない気持ちにもなったから、ジッとしてる魚を探してみたんだ。
いたよ。オニカサゴ。
生態は卵胎生カサゴとは違い卵生で、雌がゼラチン質の卵嚢に包まれた卵を産み、雄がそれに放精し受精させます。 交尾期は10月〜11月。 仔魚は11月から4月。 沿岸部の比較的浅い水深5~150m程までの岩礁やサンゴ礁を中心にその周りの砂底などで甲殻類や小魚などを大きな口で捕食し成長しています。 オニカサゴは岩礁に擬態し、獲物がまじかに来るのをじっと待っています。
https://kurashi-no.jp/I0014024
ジッと獲物が近くに来るチャンスを待つそうです。
ちなみにオニカサゴは成長するのに時間を要するタイプの魚のようなので、25cm未満のオニカサゴを釣ってしまった場合はリリースをするようにとのこと。
大きくなったオニカサゴは食べると美味しい。しかしながら、大きくなるまでにかかった「ジッと待つ時間」を考えるとかわいそうで食べられなくなってしまう。食べるけど。煮付けで。
マグロもあって、カサゴもある。そんな世界で良いと思うんだ。